浦男通信(20190330号)

浦男通信 -通常練習- 2019年3月30日(土)17:00~21:00  於:当代島公民館

発信4/1 野口

1.出席

1) 団員:T1: 5名、T2: 9名、B1: 7名、B2: 7名、計:28名

2) ワンステメンバー:T1:0名、T2:1名、B1:0名、B2:3名、計:4名

3)関口先生、若山先生、本田副指揮者

2.練習内容

1)B1とB2の合同パート練習

別件で延着予定の本田副指揮者に代わって若山先生が指導。「神田川」の音取りと「サボテンの花」の部分的復習を行った。指導の要点は以下の通り。

(1)神田川(ヘ単調)

a)楽譜にある譜割りの一部書き換え(T1、T2のパートで行ったと同様)

(a)#12(1番の歌詞:にしてーふた)の1番の歌詞は1拍目の頭の8分音符を2つの16分音符に分割して16分音符(に)+16分音符(し)+8分音符(て)と歌う。なお2番は楽譜通りとする。

(b)#15(1番の歌詞:しょに でようねっていたのに)の「でようねって」の譜割りを16分音符(で)+16分音符(よ)+16分音符(お)+8分音符(ねー)+16分音符(って)とする。2番の歌詞(かいてねって)も同様に音符を割り振る。

(c)(音符の譜割りではないが)#30(く なかった)のうち「かった」の音の割り振りは関口先生の指示を仰ぐことにする。

b)#8(あな)の歌いだしの音程はその小節のピアノの一番高い音すなわち「ド ティ」から取ることができる。

c)#9(たは もうーわすれた)や#13(りで いった よこちょの)の8分休符を確実にとること。

d)#14(1番の歌詞:ふろやー)は大きいおたまじゃくしが1番、小さいおたまじゃくしが2番(にがおえ)の旋律です。これと同じ様式が#20(1番の歌詞:ひえてー)と#25(1番の歌詞:ねっていったのよ)でも取られています。

e)#14から#15に移ったときの音程に要注意。

f)#24(わたしをだいー)の3連符。B1がリズム読みを繰り返して、習得す。

g)#33(こわかった)の「こ」の子音をはっきり発音すること。

(2)サボテンの花

a)掛け合い部分すなわち#20~36(編みかけ ていた ・・・ゆれーていた)を繰り返し練習。

b)#35~36(ゆれーていた)。B1のピッチが不安定。宿題。

c)#28(シャボンの)から#36までをあらためて歌いなおし。#33(きみのか おり)からリズムが乱れ始める。この原因は2分音符が伸ばし切れていないことにある。

2)全パートの指導

関口先生の指導により以下の練習を行った。

(1)ストレッチと発声

関口先生の指導でまず体操。その中で、ろっ骨を広げ、そのままキープする訓練。ここでは首、気道を含め空気が通る部位全部が広がることになる。つぎに4拍を吐いてブレス、7拍を吐いてブレス、さらに15拍でも同様のことを行う。ここで肝要なのはブレスをする前に一瞬、間をとること。ブレスは素早くすべし。また、拍の長さに応じて吐く息の量を計画的に調節すること。これは歌唱のときに息が続かなくなるのを、肺活量のせいにするなかれ、ということにつながる。

つぎに発声練習。まずファルセット。これは声帯を締め、筋肉を鍛える運動になる。

つぎに実声。空気の量と声帯の締め具合のバランスを考える。

最後にハミングで4声のハーモニーの練習を行って発声練習終了。

(2)歌唱練習

本日はワンステージメンバーとともに「わが青春の恋歌」を8時すぎまで練習。

a)神田川

(a)(まず若山先生からの質問を受けて)歌詞の中の破裂音「つ」に音符が割り付けられている場合、この音符を活かす必要があるので、本家の歌手たちが歌っているように、「あ」乃至「え」乃至」「い」を当てる。具体的には:

i)#21のT1とT2の歌詞(さな せっけん カタカタ)の「せっけん」は16分音符(せ)、16分音符(え)、4分音符(っけん)

ii)#22のT1とT2の歌詞(なった)は16分音符(な)、16分音符(あ)、8分音符(った)

iii)#30(く なかった)の「なかった」は4パートとも16分音符(な)、8 分音符(か)、16分音符(あ)4分音符(った)とする。

(b)#25のT1とT2の歌詞(1番:たい ねって、2番:しい かいって)と 音符の割り付け方は、付点4分音符(たい、しい)のそれぞれ「い」を伸ばし、「た」と「し」は短くする。

(c)つぎに階名で歌唱。その際、関口先生からワンステージメンバーに向けて「当団では階名の読みは合理性の高いコダーイ式移動ドを使っています」との説明があった。これを補足して海宝団長から「その読み方を記したペーパーを後日提供します」との発言あり。ひととおり歌っての関口先生の感想は「よいよい」なり。そのうえで冒頭から返しをしながら以下の指摘があった。

i)#10(かしらー)の「し」の音階はtiであるが、doの音程になっている人がいる。

ii)#9(たは もうーわすれた)の休符をとること(若山先生のご指摘と同じ)。

iii)逆に休符のないところをデクレシェンドすると休符があるように聞こえてしまうので不可。休符のある所とない所でフレーズ感に違いがあり、それぞれに意味があるはず。これを押さえておけば、膨らませる、膨らませないが指揮をみなくとも見えてくるはず。

b)サボテンの花

(a)最初に一通り歌唱する。

i)#75~76(ハミング)。B2は音高をもっとしっかり。

ii)#111(O)のT1とT2の1拍目はソロの音程と同じ。T2はメロディが動くのでここはT2が聴かせてほしい。

(b)つぎに#20(編みかけ)からの掛け合い部分を繰り返し練習。

i)#22(-てぶくろ)のT2は飛び出しが早すぎる人あり。

ii)その他の小節でも他のパートとの掛け合いのタイミングをつかめていない人が多い。

iii)#24のT1(くろ とーあらい)は「とー」が長すぎないように(「あらい」の前では息を吸わない)。

iv)一回ずれた状態で半拍裏になるとそのあとがすべて正しくても、それらはみな逆になってしまい意味がない。

v)#34~35のT2(ゆれてーた ゆれーて)の2裏になる部分に印をつけておくように。その前までの小節では3拍の頭は休符だった(筆者注:#35の「ゆ」と「れ」の間に印か。説明が理解できませんでした)。

vi)各パートが他のパートの音を聴きながら、指揮なしで歌ってみたが、B1とB2がリズムを刻んでくれているのにテナー陣はそれを聴いていない。他のパートの歌をもっと聞く意識を持たないとダメ。

c)時代

冒頭、関口先生より「合唱祭では暗譜で歌いたい。なぜなら先の経団連演奏会で浦男が高評価を得た所以は暗譜で歌うことで『音楽』を聴かせることができたことにあった」との意向表明(筆者注:これは「時代」に限ってのことか、Idealeも含めてのことか言及なし)あったのち、ひととおり歌って、#37(まわる)以降の音程が下がってしまった悔いを残しつつ、練習終了。

3.連絡事項

1)海宝団長(大栗定演実行委員長)より:

(1)本日が初顔合わせの「わが青春の恋歌」のワンステメンバーの紹介:

   井上さん:B2。東京リーダーターフェルのメンバー

正代さん:B2。「おじそばの会」のメンバーで市の第九演奏会にも出演。「イタリア歌曲」にも出演予定。

(2)6月1日(土)の当代島公民館文化祭に参加しますので予定おきください。実施要領は武澤事務総長から後日説明があります。

(3)4月13日(土)に定演の実行委員会があります。

(4)4月20日(土)は浦男の総会があって練習はなしです。

(5)4月27日(土)の練習会場はウエブの中ホールで行われます。

2)武澤事務総長より:

(1)5月19日(日)の市合唱祭では昼の弁当を団として用意しないので各自でご手配ください。また合唱祭終了後のレセプションに参加する人は1,500円を4月6日(土)までにパートマネジャーにお納めください(合唱祭スケジュール表の配布あり)。

3)ワンステージメンバー山村さん(T2)から:

4月20日(土)に紀尾井ホールで「合唱の午後」が開催され、新日鉄住金合唱団を含む6つの合唱団が出演します。入場料3,000円のところ山村経由なら2,000円で買えます。是非お出かけください(チラシ提示あり)。

4)三宅団員より:

習志野市に拠点をおく名門混声合唱団「コール・ドリーム」の演奏会が4月7日(日)、習志野市文化ホールで開かれます。鑑賞ご希望の方にはチケットを差し上げます。会場での置きチケットも可能です。お申し出ください。

5)次回の練習

(1)日時:4月6日(土)

a)17:00~18:00本田副指揮者(と若山先生)の指導でT1とT2の合同パート練習(練習曲は「?」)

b)18:00~21:00関口先生、若山先生の指導で通常練習。

練習曲は「土の歌」。このステージのワンステメンバーはご出席ください。なお22:00以降にその他の曲の復習の可能性あり。すべての楽譜とコールユーブンゲンをご持参のこと。

(2)場所:中央公民館                         以上

浦安男声合唱団 公式サイト

浦安男声合唱団は1983年1月に千葉県浦安市で結成され、浦安市、千葉県内、東京で演奏活動を行い、近年は京葉男声合唱連合会にも参加して近隣の合唱団と共に男声合唱の魅力を伝えています。団員は市内、東西線沿線、京葉線沿線に在住の人、趣味を探していた人、定年後のサークル活動を考えていた人など合唱経験がない人も多数います。又気楽に練習できるカラオケ音源なども用意しています。お問合せをお待ちしています。