浦男通信(20190309号)

浦男通信 -通常練習- 2019年3月9日(土)17:00~21:00  於:当代島公民館

発信3/12 野口

1.出席

1) 団員:T1: 4名 T2: 9名 B1: 6名 B2: 8名、計:27名

2) 関口先生、若山先生、本田副指揮者

2.練習内容

1)B1、B2の合同パート練習(17:00~18:00)

本田副指揮者の指導で「少年時代」を以下の通り練習。

(1)#1~12(前奏部分)、#13~35(1番の終わりまで)と#13~41(2番の終わりまで)のブロックに分けてそれぞれをB1、B2各単独および合同で階名、歌詞の両方で繰り返し練習。注意事項はせいぜい以下の通り(T1、T2と比べて音取りの習得度が格段に高いとみたーー筆者)。

a)B1は#15(ながいふゆ)の1拍目のナチュラル(ta)、#23(あとさきBom)の4拍目(ti)のピッチに要注意。

b)#13(ゆめがさめ)の3拍目「め」(do)は強く歌おうとすると音程がずれるので軽く乗せるように。

c)#16(ながいふゆ)のオクターブ違いの部分が合わないことがある。B2の音程が低くなってしまうことあり。

d)#28(はちがつは)の4拍目、B1(ti)の音程に気を付けて。

e)#40~41(Hum)でのB1の歌いだしのタイミングは指揮を見て(meno  mosso=動きを少なくして、ゆえ)

f)歌詞のBomはボンでなくボム(唇を閉じる)と発音する。

(2)曲全体を歌詞で数回繰り返し歌い、その後、傍聴のT1とT2のメンバーも加わって歌ってパート練習終了。なおその際、T1とT2がかけあいをする#21~23のT2の歌いだしが矯正を受ける。

2)発声練習:

関口先生の指導でストレッチと筋トレに続き、ハミング。ここでは口をすぼめ、両頬をすぼめて頬が歯にくっつくようにして口内をいわば真空状態にして口内の振動をゼロに、鼻のみを響かせる訓練を行った(この訓練はたぶん初めてのことーー筆者)。そのあと実声、ハーモニーをトライして発声練習終了。なおウィスパー(ささやき声)は禁物、ハーモニーでは半音上がる際に上がりきれない傾向があるとの指摘あり。

なおファルセットについて、クラシックでオペラなどを歌っていると男声ファルセットが使われることが滅多になく、したがって指導の中に入れていなかったが、最近合唱を聴くうちに合唱としてはファルセットも有効であると思うようになった。たとえばテナーで要求されるpやppで音を出すとき。今後、ファルセットの音を磨くようにしましょう。

3)歌唱練習

(1)コールユーブンゲン

No.14のa)、No. 15のa)、No. 33のa)、No. 49のe)。

休符が取れない人が毎回出る。強拍、中拍、弱拍が十分でない傾向。

音に不安があるときは発声がおろそかになりがち。不安がある時も音声・音程やピッチに目を向ける必要がある。No. 49のe)では強弱の記号が示されていないが、みずから見つけるように。とはいえ当初よりも進歩がみられる。

(2)土の歌の「地の灰」

a)まず階名で頭から少しずつ難所を攻める。

(a)たとえば#28(Hum)から#29(かがくの恥じょく)へ移ったときの1拍目のT2の音程。その#28の半音あるいはナチュラルの上がり下がり。

(b)#65(にちげつ)以降はlegato ed espr.(=レガートで表現力豊かに)なのでブレスをしながら細かく膨らんだり縮んだりしながら音を運びたい。

b)つぎに歌詞をつけて全体を通して歌ったあと、頭から順次矯正。

(a)#19(文明の)から#25~26(じん知のおろかさよ)までブレスはあってもテンポをくずさないこと。

(b)#14~15(きわまるところ)。B1とB2の音がぶつかるところがよくない。男声の場合、倍音が出るだけに、ハーモニーがくずれると一層汚く聞こえる。

(c)#54(ヒロシマ)以降の熱を帯びてくる死者を偲ぶ部分については歌詞を歌うパートは静々と歌い、ハミングが表情をつける役割を担当すべし。

(d)最後の小節#75のlunghissimoは「最も長く」という意味であり、ピアノの音が消えるまで緊張を解かないこと。

(3)サボテンの花

a)#20(編みかけ)から#36(ていた)までの掛け合い部分のそれぞれの歌いだしが相変わらずできていない。従来の4パートの並びを変えたり円陣を組んだり、声の大きさをpianoにする、などしてこの矯正に取り組むも、今日のところは未解決に終わった。

3.連絡事項

1)関口先生より:

定演に向けての練習計画を役員の皆さんと相談の上、別紙のとおり作成した。

3月23日からワンステメンバーに入ってもらうので、その日は全曲練習とする。

月一回は必ず全曲練習をする。その理由はある曲(あるいはステージ)が習得できて次の曲(ステージ)に移ってしばらくすると習得したはずの曲が元の木阿弥に戻ってしまっていた、というケースがあったのでそれを防ぐことにある。

ワンステージメンバーにはめどとして18:00~20:00を練習時間にしてもらうことにする。

それ以降の時間は団員のみによる、その日の中心曲目以外を含む、曲の復習・錬度向上に充てる。

団員各位はこの練習計画を頭に入れて、遅れをとることのないよう日常の練習に励んでいただきたい。

(海宝団長による補足として)練習計画の中の17:00~18:00の「強化練習」とは、全パートに出席してもらい、基本的に関口先生の指導で行う、音取りでなく、歌唱の錬度をあげるための練習である。なお毎回4時間に及ぶ練習への参加がむずかしいメンバーもおられると思うので無理はしなくて結構であるが、その代わり、自習に励んでほしい。

2)大栗定演実行委員長から:

(1)ワンステージメンバーとしてすでに江戸川混声から5名ほか合計10名の参加希望が来ています(内訳:トップ2名、セカンド3名、バリトン3名、ベース2名)。どのステージを選択するかはまだ聴取できていません。

(2)ワンステージメンバー募集のビラを町内もしくはマンションの掲示板に張り出せないか検討していただきたい(無理をしない程度に)。

(3)ワンステージメンバーの世話係はできれば各パートの指導者、マネジャーにお願いしたい。

3)及川広報担当委員から:

ミニコミ紙へのワンステージメンバー募集広告の掲載について浦安よみうりと明海(不動産?)広報に掲載されました(実物持参)。9月16日には別のミニコミ紙にも載る予定ですので、見てください。

(小林さんより補足として)文化会館、ウエーブ101ほかにもチラシを置きました。またワンステメンバーがクラウドの一部を限定的に閲覧できるような仕組みも準備中です。

4)谷副団長から:

関口先生とそのグループによる浦安の音楽ホールでの演奏会の実現をかねてから願っていたが、先生にご相談したところ「了」とのことでしたので、浦男、マードレ、コスモスの有志の皆さんと共同で計画・支援してゆきたいと思っています。演奏会の時期は2020年の2月ごろになると思います。なおコスモスは団としてチケットの販売促進などを支援してもよいと言っています。浦男も有志でなく、団として後援してよいのではないかとも思います。支援計画案を3月中には団の皆さんに提示して、ご意見を賜りたく。なお念のため、この演奏会の主体はあくまで先生のチームであり、私たちはその後援者という立場になります。

(海宝団長から補足的に)有志としてでなく、団としてサポートしてよいと考えますが、谷さんの計画案などを見ながら決めていけばよいのではと考えます。

(関口先生から)この計画が今後どのように推移するかは措いて、このようなご提案をいただき、合唱指導者・演奏者として浦安とのご縁が深まりつつあることもあって、感謝しています。

5)次回の練習

(1)日時:3月16日(土)

17:00~18:00本田副指揮者(と若山先生)の指導でT1とT2の合同パート練習(練習曲は「神田川」)

18:00~21:00関口先生、若山先生の指導で通常練習。

練習曲は「死の灰」、「少年時代」、プラスアルファ(Ideale?サボテンの花?)

なおコールユーブンゲンは常時ご持参ください。

(2)場所:中央公民館

以上

浦安男声合唱団 公式サイト

浦安男声合唱団は1983年1月に千葉県浦安市で結成され、浦安市、千葉県内、東京で演奏活動を行い、近年は京葉男声合唱連合会にも参加して近隣の合唱団と共に男声合唱の魅力を伝えています。団員は市内、東西線沿線、京葉線沿線に在住の人、趣味を探していた人、定年後のサークル活動を考えていた人など合唱経験がない人も多数います。又気楽に練習できるカラオケ音源なども用意しています。お問合せをお待ちしています。